あなたは寝るときの向きは?
仰向けですか?うつ伏せですか?横向きですか?
横向きなら、右向きですか?左向きですか?
寝るときの向きによってこんなに違う体への効果とは。
すぐに試してみたい、寝るときの向きの左右でこんなに違うメリットデメリット!
人間の寝方の歴史
右左うんぬん言う前に、人の寝方の歴史を紐解いてみたいと思います。
まずは、いつから人は右向き左向きに寝るようになったのかといいますと、これはズバリ、人がサルだった頃からです(厳密に緒はサルではありませんが)。
その頃の人間は外敵からの危険に絶えずさらされていました。
そのため、危険を恐れて横向きに寝るのが普通だったとされています。
今もそうですが、動物は仰向けには寝ません。
草食動物などは横向きにも寝ますが危険が多い場所では足を折り曲げてうつぶせになって寝ます。
つまり、腹を見せて寝るという事は自身の身に危険が襲い掛かる不安度を示しているとも言えます。
人はもともとは横向きに寝ていたんですね。
人が仰向けになって寝るようになったのは、農耕を始め、家に住むようになり、安全な場所を確保できるようになってからだと言われています。
現在発見されている最古の家が38万年前のものとされています。
つまり、このあたりから、人は横向き以外の寝方で寝るようになったと思われています。
もともとの人の寝方は横向きが基本だったんですね。
右側のメリットとデメリット
(メリット)
①消化器系の負担が少なくなる
胃から腸への食物の流れが自然になるため、消化器系の負担が少なくなる。
胃腸に問題がある人は右向きで寝るといいそうです。
(デメリット)
①血流が圧迫される
人の身体の右側は動脈が通っているので体全体の血流が圧迫されてしまいます。
②胸やけをおこす
右向きに寝てしまうと胃酸が食道を逆流しやすいため胸やけを引き起こす可能性が高まりま す。
左側のメリットとデメリット
(メリット)
①リンパの流れを良くする
ホリスティック医学では体の左側は「優位なリンパサイド」と呼ばれています。
左向きで寝ることで、リンパの流れが自然になり老廃物が効率的にろ過され疲労が回復し寝起きが良くなる。
②胸やけを抑える
右向き寝の逆で、胃酸が逆流しにくいため胸やけの症状を抑える作用があります。
③いびきの改善
仰向けで寝ると重力で舌の付け根部分が気道を圧迫しやすいためいびきの原因となってしまいます。
左向きで寝ることでこの問題を避けることができるといいます。
特に閉鎖性睡眠時無呼吸症候群に悩む人には左向きで寝ることが効果的だと言われています。
④お通じが良くなる
左向きで寝ることで重力によって消化器官では食べたものの移動がスムーズに行われます。
また、排せつ物が小腸から大腸にスムーズに移動できるためお通じが良くなります。
⑤心臓に負担をかけない
左向きに寝ることで心臓に向かってリンパ液が排出されるためこれによりぐっすりと眠れます。
また、左向きに寝ることで心臓は余計な動きをしなくてすむので心臓のケアにもつながります。
⑥脾臓を整える
脾臓は免疫力の源泉とされています。
そんな脾臓は体の左側に位置しているため重力に逆らわない左向きで寝ることで、脾臓はしっかりと休息が取れます。
しっかりと休息した脾臓は免疫力を高めてくれます。
⑦血流が良くなる
左向きで寝ることで右側を流れる大動脈に圧力がかからないため血液の循環がスムーズに行われます。
血栓症の予防につながります。
⑧胎児への血液循環が良くなる
産婦人科の医師は妊婦さんに左側で寝るように勧めるそうです。
それは、左向きで寝ることによって様々な健康効果を寝ながらにして得られるためです。
(デメリット)
内臓の中で最も重たいとされている肝臓が上になるため他の臓器を圧迫し、また、心臓よりも上になるため、血流が多少悪くなる。
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あとがき
人はもともと外敵から身を守るため、横向きが基本の寝方だったとは驚きでした。
たしかに、一番弱い腹をさらして寝るという行為は危険極まりないことです。
さらに、その右左問題ですが、圧倒的に左寝の方が有利だという事。
左側で寝ることがこんなに体いいい事とは・・・リンパの流れが良くなることでアルツハイマーの予防にもなるとか・・・・。
まさにいいことずくめ。
今まで、左向きで寝る習慣がなかったあなたも今日から実戦してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。