たったの5分で1冊本が読めちゃう速読出来たらいいのに・・・と思ったことありませんか?
どうやったら速読できるようになるのか。
また、速読のメリットとデメリットとは?
●速読のメリット
速読のメリットは何と言っても「時間の短縮」ですよね。
読んで字のごとく、早く本を読むことで読書時間の短縮がはかれます。
仮に、1冊読むのに2日かかるとした場合、2倍の速読術を持っていれば1日で1冊読み終わることができますよね。
これが4倍にもなればわずか半日で読み終わります。
速読を身に着けることで「自由に使える時間」が増えます。
あまた時間で、また違う本を読むのもよし、読書とは違ったことをやるのもよし、時間の短縮は速読の最大のメリットとも言えます。
また、速読により脳が活性化され、情報を処理するスピードが鍛えられます。
日本速脳速読協会が実施したアンケートで、速読によって「記憶力」「集中力」「思考力」のアップを実感した人が多いことが解っています。
速読は脳を鍛えるトレーニングに最適なようです。
ビジネスにおいても、仕事の成功、不成功はどれだけ質の良い有益な情報を得られるかに左右されます。
人よりも多くの情報を得られる速読はビジネスの上でも有利に働くことは間違いないです。
●速読のコツ
①速読には予備知識が大事
速読には自分が日々蓄えてきた知識や情報、経験などが大事なようです。
予備知識がある本は速く読めます、早く読むためには予備知識のある分野を増やせばよいことになります。
例えば、同じテーマの本を10冊読んだ場合、他で読んだ予備知識が使えるので徐々に本を読むスピードは1冊ごとに上がってくるはずです。
②全部読まない
本は全部読まないで、必要な部分のみ読むようにする。
自己啓発本やビジネス書などは小説などと違い、全編を通して読む必要がないと思われます。
なので、必要な部分のみ読むことが大事。
本の内容を把握するためには、目次とあとがきを読むことが重要で、目次で仮説を立てて読む前に事前知識を得ましょう。
目次を読むことで7割がたは良書かどうかわかると言います。
③本文は拾い読み
本文は、頭から順番に読んでいくのではなく、新聞などを読む感覚で気軽に拾い読みしていきましょう。
つまり、文字を追っていくのではなく、視覚でブロックごとに文字をとらえる感覚です。
速読の達人は日頃から広く見るためのトレーニングをしているそうです。
文字を認識できる視野の範囲(有効視野)は速読をするうえで重要です。
④音声化しない
本を読む場合、心の中でつぶやきながら読んでいる人が多いはず。
この心の中の音読は、音読のペースにあわせて、本を読むペースが遅くなります。
速読している人の脳は速読中、言語の音声処理にかかわる領域が働いていないと言います。
つまり、ほとんど音声化せずに本を読んでいることになります。
「音声化しないで意味をとらえられるの?」と不思議に思うかもしれませんが、漢字やひらがなからなる日本語はパッと見ただけで意味がとらえやすく、短い文章などは見ただけで、意味を掴むことができます。
速読は、「見て理解する」がポイントです。
●5分で読む超速読法
1、序文の最初1ページ目と目次を読む。それ以外はひたすらページをめくる。
2、この時、文字は読まず、ひたすらページ全体を見る。
3、太文字やゴシック体で書かれている文字なども読まずに、ただ太文字や違う書体の文字があるという認識していればよい。
4、気になったページがあったらページを折るかしるしをつけておく。
5、結論が書いてある最後のページを読む。
●速読のデメリット
最後に速読のデメリットをちょっとだけ。
1、速読には大事な部分を読み飛ばしてしまうリスクがあります。
2、もともと、本を読んでいて文章を読む基礎が出来ている人であれば速読は有用ですが、元から本を読まない人が速読をいきなり始めるのは無理です、結局何も本から得られません。
3、未知の分野の本は、速読不可能。
自分に知識や実体験で経験がないことが書かれている本は速読できません。
4、長文を読む力が養われない。
●まとめ
速読は時間短縮にすごく有利。
人よりたくさんの情報を得られます。
速読は、「読む」というより「見る」という方に近いので、色や写真などを見て情報を
得るのと同じ、だから視覚や視野の広さが重要。
早食いの、食べ物を食べるではなく飲むの原理に近いものが・・・・
予備知識があるほうが速読には有利。
もともと本を読まない人が速読を始めるのは意味がない。