指先が乾燥するどうしてもなってしまうささくれ。
こんな、小さなささくれの痛いこと、痛いこと。
そんなささくれ、剥く?剥かない?
ささくれを剥く前にこれだけは知っておきたいささくれ対策5つのこと。
ささくれとは?
ささくれは別名さかむけとも言われます。
ささくれ、さかむけは主に手の爪の根本の表皮が剥けた状態、または表皮が部分的に毛羽立った状態のことを言います。
「親不孝をするとささくれができる」という迷信があり、ささくれのことを「親不孝」と呼ぶこともあるそうです。
ささくれは、大抵指の皮が縦方向に剥けています。
これは爪の周囲にある皮膚は繊維が縦方向に並んでいるため縦に剥けます。
ささくれの原因と対策
①乾燥
一口に乾燥と言いますが、掃除や食器洗い、選択など普段水に触れることが多い手。
それなのに乾燥によりささくれができるとは?
そこには意外な原因が。
なんと、手を水で濡らすと、水が蒸発する際に皮膚の水分も一緒に蒸発してしまって、皮膚が乾燥します。
また、水仕事用の洗剤などを使用した場合、その洗剤の成分によって指の皮脂が奪われ、乾燥しやすくなります。
水が原因で乾燥しやすくなるとは・・・・びっくりですよね。
(対策)
手を洗ったり、水関係の家事などをおこなった後には必ず保湿しましょう。
ハンドクリームやワセリン・キューティクルオイルなど様々な保湿アイテムがありますので、自分に合ったものをセレクトして使用してください。
また、食器洗いの際にお湯を使用している方はお湯の温度を下げて、ぬるま湯で洗いものをするように心がけましょう。
熱すぎるお湯はお肌を乾燥させやすくすると言われています。
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②栄養不足
ささくれは栄養不足や栄養が偏っている場合にもできてしまいます。
指にささくれができた場合以下の栄養を意図的に取るようにしましょう。
・ビタミンA
皮膚や粘膜を健康に保つ。
・ビタミンB2
皮脂の分泌量をコントロールする。
・ビタミンE
抗酸化作用があり活性酸素を除去します。
・ビタミンC
ビタミンEと合体し抗酸化作用を強化する。
・ミネラル
お肌のターンオーバー(新陳代謝)に必要。
・タンパク質
皮膚だけではなく、身体の様々な部分を構成する栄養素。
爪は主にケラチンというタンパク質から出来ています。
(対策)
栄養不足や偏った食生活はささくれ以外の身体の不調にもつながります。
肉や野菜、穀物などバランスが取れた食事を心がけましょう。
タンパク質不足を補うためには卵を食べることが効果がるそうです。
③ネイルリムーバー(除光液)
ネイルリムーバー(除光液)には「アセトン」と呼ばれる成分が入っています。
アセトンの働きとして油分を取り除く効果があります。
ネイルをオフするのと同時に爪や皮膚の油分も奪ってしまい、皮膚の乾燥につながります。
ネイルチェンジが多い女性ほど爪や皮膚が乾燥しささくれが起きやすいと言えます。
(対策)
ネイルリムーバーやアルコールを使う際には皮膚などに付着しないように気を付けましょう。
また、つけすぎにも注意してください。
ネイルリムーバーやアルコールを使った後にはネイルオイルやハンドクリーム・ワセリンなどでしっかりと保湿してください。
④爪の甘皮処理
爪をきれいに見せるための甘皮処理もささくれの原因となります。
そもそも甘皮には細菌や異物が爪と皮膚の間に入り込むのを防止する役割があります。
この甘皮を処理することで爪の保護機構が失われ、爪や皮膚がダメージを受けやすくなります。
(対策)
甘皮の処理に不慣れな方や自分で処理するのが不安な方は、処理自体を諦めるか、またはどうしてもやりたい場合はお金を払ってプロに頼むのが無難です。
爪をきれいに見せようとして傷つけてしまっては本末転倒。
また、甘皮を処理した場合、処理した後には必ず保湿しましょう。
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⑤運動不足
栄養分は血流によって身体の隅々に運ばれます。
この血流が良くないと、身体の末端にまで栄養が運ばれず、指先の栄養分が不足しささくれができる原因となります。
(対策)
血流の不良はささくれだけでなく様々な身体の不調の原因となります。
血流の改善にはやはり適度な運動が効果的。
血液の流れには筋肉が深く関係しています。
筋肉を動かして血液の流れを良くしましょう。
あとがき
乾燥する時期に多いのがこのささくれ。
しかし、水分が蒸発する際に皮膚の水分まで奪ってしまうとは・・・・意外でしたね。
また、爪や指先をきれいに見せるためにしている甘皮処理やネイルなども爪にダメージを与えているとはなんともやり切れません。
また、基本的な栄養不足や血流の不良などはささくれだけに限った事ではありませんね。
いずれにしろ、ささくれが出来ている状態は体調が万全ではありません。
ささくれは「親不孝」とも呼ばれているそうですが、自身の体調管理がしっかりとできてないというところからきているのかもしれませんね。
“ささくれが出来ているのに健康”
という話はありません。
保湿してもささくれが改善されないという方は自身の体調不良を疑って早めに病院で診てもらいましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。