毎日の朝食で目にすることの多い「納豆」。
そんな身近な納豆に含まれる成分の驚きの効果。
納豆にはいろいろな体に役立つ成分が含まれているんです。
さらには納豆が苦手な方の克服方法。
納豆を食べて元気になろう!!
納豆に含まれる成分の驚きのパワーと納豆の歴史。
目次
納豆の歴史
①縄文・弥生時代
稲作農耕文化が日本に伝わったのが縄文時代の終わり頃。そして大豆をはじめとした豆類の栽培が始まったのが弥生時代だと言います。
当時の素焼きの土器では大豆が煮える前に土器が壊れてしまうため、大豆を煮るのは一苦労だったようです。
そのため、あらかじめ大豆を叩き細かくしてから煮るという方法がとられていた可能性があると言います。
弥生時代の竪穴式住居には床にワラが敷かれており、ワラに落ちた煮た大豆が発酵し、いつの間にか「納豆」になった可能性もあります。
②平安時代
「納豆」の語源として、
寺の納所(台所)で作られたことからだそうです。
“納所”で“大豆”・・・だから「納豆」。
仏教では肉食を禁じられているため、納豆は貴重なタンパク質源となっていたそうです。
ちなみに「納豆」という言葉が初めて出てくるのが平安時代に藤原明衡さんが著した「新猿楽集」という書物だそうです。
③江戸時代
そんな納豆ですが商品として一般的に販売されたのが江戸時代中期頃だと言います。
当時は「ナット・ナット・ナットー」という掛け声(なんのひねりもないですね・・・)で売り歩く納豆売りがいたそうです。
朝食の定番メニューに納豆が加わったのも江戸時代からですね。
納豆の栄養価とその効果
納豆に含まれる栄養素とその効果
①ビタミンB群
・健康な皮膚や髪が作られる。
・体の疲れを摂る。
・目の疲労回復。
②ナットウキナーゼ
・血栓を予防して血液をサラサラにするため、心筋梗塞や脳梗塞などを予防します。
③ポリアミン
・細胞再生に不可欠ン成分で新陳代謝や老化の防止に効果があります。
つまり、お肌のシミやそばかすなどを予防します。
④納豆レシチン
・デトックス効果。
・ニキビやシミを防ぐ。
・肌荒れの改善。
⑤食物繊維
・腸内環境の改善。
・便秘の予防。
⑥イソフラボン
・女性ホルモンのバランスを保つ効果。
・乳がんの予防。
・更年期障害や骨の病気の予防。
⑦カルシウム
・健康な骨を維持する効果。
心筋梗塞や脳梗塞の予防から、美肌効果まで、まさに納豆は万能食品と言えます。
納豆の効果を高める方法
①3日以上冷蔵庫で寝かせる
納豆を買ってきたら3日以上冷蔵庫で寝かせましょう。
そうすることで納豆菌が増殖します。
納豆は消費期限のギリギリに食した方が効果があるといえます。
②食べる前に50回掻きまわす
納豆を食べる前に50回以上掻きまわしましょう。
そうすることで納豆菌が増えると言います。
また、タレやからしはかき混ぜてから入れるようにしましょう。
掻きまわすことで粘りも増してくるので、粘りが苦手の方には不向きかもしれませんね。
③生卵やキムチを入れる
生卵のたんぱく質が納豆菌を増殖させると言います。
またキムチはキムチに含まれる乳酸菌が納豆菌の増殖を助け、美肌効果を倍増させます。
納豆が苦手な方に
こんな万能食品の納豆ですが、嫌いな方も多いはず。
それは、あの独特な「粘り」と「臭い」にあるのかもしれません。
そんな納豆の克服方法として
①(大葉+納豆)
ひきわり納豆に大葉を刻んで混ぜましょう。
独特の納豆臭が消えて初心者の方にも食べやすくなります。
タレを多めにすることで効果が上がるそうです。
②(野沢菜+納豆)
野沢菜を刻んで納豆に入れると、匂いや粘りがなくなり初心者には食べやすくなります。
ただ注意してほしいのが納豆好きな方は試さないでください。
粘りや臭いがなくなっているのでいつもの納豆ではなくなっています。
③(マヨネーズ+納豆)
納豆にタレとからしを入れ、そこに大さじ1杯くらいのマヨネーズを投入。
マヨネーズ好きには効果大のはず。
④(キムチ+納豆)
韓国と日本のコラボ。
キムチ味の納豆が商品化されているくらいだから相性はバッチリ。
さらに、キムチを混ぜることで美容効果も倍増するそうです。
⑤(ドレッシング+納豆)
添付のタレではなく「青じそドレッシング」や「中華ドレッシング」を投入して食べる。
納豆の臭いが薄まり食べやすくなります。
「ポン酢」などを入れる方もいるそうです。
納豆の食べすぎによる注意点
そんな納豆ですが食べすぎには注意が必要です。
納豆(大豆食品全般)は摂取しすぎると副作用を引き起こします。
具体的には生理(月経周期)の遅れや子宮内膜増殖症のリスクが高まるそうです。
納豆に含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンに似た働きをします。
そのため、過剰摂取をするとホルモンバランスを崩してしまうことが知られています。
ですが、1日2パック食べるくらいであれば、副作用と言われるものはほとんど無いそうです。
また、納豆を食べすぎると「痛風」になりやすいという噂があります。
納豆に「痛風」の原因であるプリン体が多く含まれているのは事実ですが、アメリカの研究によると
「植物性タンパク質は痛風のリスクを高めない」
という研究結果が出ていて、納豆によって痛風になるのは考えづらいと思われます。
先にも言いましたが、1日2パック位であれば納豆のメリットの方が多く、問題はないと思われます。
あとがき
日本の歴史に古くから登場している「納豆」。
今では日本の朝食になくてはならない存在です。
そんな食品の納豆ですから体に悪いはずはありません。
ですが、あの独特の臭いのせいか食べられない方も多いのも事実。
食べたいけど食べられないという方はぜひとも上記の方法で克服してもらいたいですね。
低コストで栄養価満点の納豆。
納豆効果を毎日食べて元気に過ごしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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