腹が出たおっさんに是非見てもらいたい!ダイエットへの近道
鏡に映る自分の姿を見るのは好きですか・・・
好きだと答えるおっさんは少ないと思います。
いつの間にか膨れてたるんでしまった「腹っ!!」
「なんじゃこりゃっ!!!俺はハート様かっ!!!」
そりゃ、毎日運動もせず、夜には欠かさずビールと脂っこいもの食いダラダラと生活してれば腹も出ますわ。
汚い腹をさすりながら
「俺も貫禄がでてきたな」
などと粋がってみせるのもいいですが、「メタボ」は百害あって一利なし。
おっさんが痩せるために知っておきたいダイエットの近道。
忙しいおっさんだから知って欲しいダイエットの近道とは。
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目次
おっさんに多い「メタボ」とは?
おっさんになるとよく耳にする「メタボ」とはいったいなんのでしょう?
「メタボ」の正式名称は「内臓脂肪症候群」と言います。
正式名称「内臓脂肪症候群」 「メタボリック症候群」
通称「メタボ」
判定基準
ウエスト男性85cm以上、女性90cm以上
血圧上130mmHg以上もしくは、下85mmHg以上
血糖値、空腹時110mg/dl以上
中性脂肪150mg/dlもしくはHDLコレステロール40mg/dl未満
これらに、該当すればもれなく健康診断のさいに「メタボ」に認定されます。
まあ、簡単に言ってしまえば「お腹が出ているデブのおっさん」はもれなく「メタボ」となります。
この「メタボ」ですが、見栄えが悪いばかりではなく高血圧や、高血糖、高脂血症など身体に悪い影響をおよぼす原因となるので、「最近お腹が出てきたな」と感じたり「前まで履けていたズボンがはけなくなった」など腹周りが気になり始めたら早めのケアが大事。
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なんでおっさんに多い
おっさんに多い「メタボ」ですが、そもそもなんでおっさんに多いのでしょう?
そもそも、「脂肪」と聞くと悪者のイメージがありますが「脂肪」自体は「体の体温を保つ」「外部からの刺激から内臓を守る」など身体にとって必要な物なのです。
ですが、これをため込みすぎると体に良くない。
体脂肪率でいうと男性25%、女性30%を超えると肥満傾向とみなされるそうです。
なんで、おっさんが溜め込みすぎるのか、
それは、運動不足、と不規則な生活、そして、暴飲暴食、アルコールの摂りすぎなどなど、
以下に該当した場合注意が必要だそうです。
1.食事は腹いっぱい食べる
2.間食をよくする
3.濃い味付けが好き
4.脂っこいものが好き
5.塩辛いものが好き
6.緑黄色野菜をあまり食べない
7.ストレス解消にお酒を飲む
8.階段を使わずにエレベーターなどに乗る
9.定期的な運動の習慣がない
10.タバコを吸う
11.おなかまわりの贅肉が気になる
はい・・・おっさんの日常そのものです・・・おっさんならどれかに必ず当てはまりますね。
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内臓脂肪と皮下脂肪の違い
「メタボ」は「内臓脂肪症候群」と前に書きましたが、脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があります。
「内臓脂肪」
内臓脂肪はその名の通り「胃」、「腸」、「肝臓」などの内臓の周りにつく脂肪の事を言います。
この脂肪がつきすぎると
・血圧の上昇
・血糖の上昇
・中性脂肪の増加
・コレステロールの増加
など、身体に悪影響をおよぼします。
女性に比べ男性につきやすいとされていて、付きやすい反面落としやすい脂肪とされています。
内臓脂肪の確認方法として、お腹をつまんだ時、「痛み」を感じたらそれは「内臓脂肪」の可能性があります。
「皮下脂肪」
皮下脂肪は皮膚と筋肉の間に蓄えられる脂肪の事です。
これが付きすぎると体が重くなり「膝」や「腰」などに負担をかけることになります。
内臓脂肪と違って、女性につきやすく男性につきにくく、一度つくと落ちにくい脂肪とされています。
皮下脂肪に確認方法としてはお腹をつまんだ時「痛み」を感じず簡単につまめたらそれは皮下脂肪の可能性があります。
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腹筋をしてもお腹は痩せない?
「はいはい、要は腹周りの肉を削ればいいのだな」
などと思い「腹筋」を始める人は多いと思います。
ですが、お腹周りの脂肪は腹筋をしてお腹を動かしてもなかなか取れないんですね。
これは、お腹周りの内臓を守るという人間としての防衛本能がはたらいているせいともいわれ、運動をすると顔や腕、足、背中とお腹以外の部分から痩せていきお腹周りの脂肪は最後の最後まで残ります。
ですので、
「お腹周りをすっきりさせ、シックスパックをつくりたい!!」
と思ったら、せっせと腹筋をするより痩せることの方が大事なのです。
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運動より食事を見直す
「痩せる」ためには「運動」だな。
と思い、運動を始める。
これはいい事だと思いますが、実際にジムなどで運動している人ならわかると思いますが1日運動して減らせるカロリーはたかが知れています。
エアロバイクを1時間こいでもせいぜい600kcalくらいでしょう。
脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は
9kcal(1g脂肪を消費するために必要なエネルギー)×1000g×80%=約7200kcal
となります。
ですので、1カ月に1kg痩せたい場合
7200kcal÷30日=240kcal
1カ月で5kg痩せたい場合は1日に1200kcal消費しなくてはなりません。
毎日、1時間、2時間運動するのはしんどいし、普通の人は長続きしません。
痩せるための基本的な公式として
摂取カロリー<消費カロリー
があります。
この公式どおりの生活をしていれば、自然に痩せます。
ですので、消費カロリーを多くすることも大事ですが摂取カロリーを少なくすることも同じことなのです。
いま、「カロリーオフ」とついた食材はいくらでもあります。
具体例として「ツナの缶詰」はまともな物なら「150kcal」くらいあるところ、ライトツナなら「50kcal」と3分1に、ビールでもアサヒの「スーパードライ」は缶350mlあたり約147kcal、それを同じアサヒの「スタイルフリー」に変えると缶350mlあたり約84kcalとなります。
辛い運動をしなくても結構なカロリーは減らせるので、まずは食事を見直すことが痩せるための第一歩。
食品の「栄養成分表示」に気を付け「カロリー」、「脂質」、「糖質」がなるべく低い食材を購入するように気を付けましょう。
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基礎代謝を上げる
楽をして痩せるために食事の次に重要なのが「基礎代謝」を上げる事。
「基礎代謝」とは日々の生命活動を維持するために必要なエネルギーです。
これは、黙っていても人が生活していると消費されるエネルギーで以下の表のとおりです。
引用:日本運動健康研究所http://www.jhei.net/exer/diet/di01.htmlより
さらに、消費割合として、肝臓が25%、脳が19%、筋肉が18%となっています。
肝臓や脳は増やせることが出来ませんが、筋肉は筋トレで増やすことが出来ます。
つまり、筋トレをして筋肉を増やしてやることにより、基礎代謝を上げることが出来るのです。
となると、
筋トレをする⇒筋肉が増える⇒1日の基礎代謝が上がる⇒黙っていても消費されるエネルギー(カロリー)が増える⇒黙っていても痩せる
という事になります。
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まとめ
・「メタボ」は見た目も悪いが、様々な悪影響を身体に及ぼす。
・おっさんの生活はもれなく要注意。
・脂肪は身体の臓器を守るうえで必要なものだが、溜め込みすぎると良くない。
・脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」がある。
・内臓脂肪は落ちやすいが皮下脂肪は落ちにくい。
・内臓脂肪は高血圧、高血糖、高脂血症などのリスクを高める。
・皮下脂肪は「膝」、「腰」などの負担を増加させる。
・お腹の脂肪は最後まで残る。
・お腹をへこますには「腹筋」より「ダイエット」。
・カロリーを消費させるためには運動も大事だが食事を見直すことが大事。
・基礎代謝量を上げれば、黙っていても痩せ体質になる。
・基礎代謝を上げるには筋トレが重要。