動脈硬化や心筋梗塞などの原因とされるLDLコレステロール。
健康診断などで引っかかる人も多いのではないでしょうか?
そんな、気になるLDLコレステロールのお話。
まずは、そもそも
●コレステロールって何?
画像引用:http://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1098
コレステロールには3つの重要な役割があります。
1.細胞膜の材料になる。
身体には60兆個もの細胞があり、コレステロールはこれらの細胞の細胞膜を形成する成分。
2、ホルモン(副腎皮質ホルモン、性ホルモン)の材料
副腎皮質ホルモンとは、ストレスを受けた時、水分の調整が必要な時に分泌されるホルモンでコレステロールはそのホルモンの材料となります。
3、胆汁酸(消化液)の材料
胆汁酸は脂肪の消化吸収を助ける働きをします。
画像引用:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/cholesterol/
●悪玉コレステロール(LDLコレステロール)とは?
LDLコレステロールとは、悪玉コレステロールのことで、肝臓で処理するはずの余分なコレステロールを体内にばらまいてしまいます。
このLDLコレステロールが血液中に増えすぎると、余分なLDLが血管壁に潜り込み、血管を狭く、さらには硬くしてしまい、LDLコレステロールの数値は動脈硬化の危険度を評価するうえで最も重要な値となっています。
画像引用:http://www.xn--tckm3bwjci9h.osaka.jp/category5/cat…
●LDLコレステロールの基準値
一般男女
65~139mg/dl
閉経後の女性
70~159mg/dl
●善玉コレステロール(HDLコレステロール)
HDLコレステロールとは、善玉コレステロールのことで、全身で余ったコレステロールを回収し肝臓へ戻します。
つまり、LDLコレステロールの値ばかりを見ているだけではダメで、HDLコレステロールとの兼ね合いで判断するようにしましょう。
LDLコレステロールの値が高く、HDLコレステロールの値が低い場合は動脈硬化のリスクが高まります。
善玉コレステロールは運動によって増加します。
画像引用:http://neutral-fat.com/basic/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3…
●LDLコレステロールを下げるには
LDLコレステロールの値が基準値を超えた場合、生活習慣を見直してみましょう。
そして、適度な運動。
毎日の30分のウォーキングはとても高い効果があるそうです。
ウォーキングによって善玉コレステロールを増やしてあげましょう。
さらには、食生活の改善、改善点として
1、栄養バランスの良い食事を心がける。
2、食べすぎに気を付けて適正な体重を保つ。
3、飽和脂肪酸(獣肉類の脂肪)を1に対して不飽和脂肪酸(植物性脂肪や魚の脂)を1.5~2の割合で摂る。
4、ビタミンやミネラル、食物繊維をしっかり摂る。
5、高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。
6、中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質とお酒を減らす。
●コレステロールを下げる効果的な食べ物
1、アボカド
2、全粒小麦
3、オリーブオイル
4、ナッツ
5、ステロール入りの食べ物
6、サーモン
7、アスパラガス
8、ザクロ
9、ブロッコリー
10、ターメリック
11、柿
12、オレンジジュース
13、スピルリナ
14、シナモン
15、クランベリー
16、コーヒー
17、チーズ
18、緑茶
19、スイカ
20、ホウレンソウ
そのほかには、リンゴや紅麹菌、チョコレートなどにもコレステロール値を下げる効果があるそうです。
●まとめ
画像引用:http://tbt.namjai.cc/e201034.html
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が血中に増加すると、血管壁に潜り込み、血管を固く狭くしてしまい、
動脈硬化の原因となる。
この、余分なLDLコレステロールを回収するのが、HDLコレステロール、通称善玉コレステロール。
HDLコレステロールを増加させるには適度な運動が効果的。
LDLコレステロールを下げるには、野菜や果物を多く取るようにして、ヘルシーな食事を心がけるとともに、自分の適正な体重を意識した生活をおくる。