知っていそうで良く知らなかったEDのこと。
40代のおっさんには耳に痛いED。
これだけは知っておいて欲しい40代のためのEDの原因と対策。
そして、EDは命の危険もはらむという驚愕の事実とは?
いつまでもギンギンのビンビンでいたい、そんなあなたに送ります。
目次
そもそもED(勃起不全)とは?
ED、EDとよく耳にしますがそもそもEDの意味とは何でしょう?
EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字を取った略語で、「Erectile」は「勃起性の」、「Dysfunction」は「機能障害」の意味です。
「勃起機能低下」を意味した医療用語となります。
医療用語であるのでEDは立派な病気という事になります。
EDの症状としては
「なかなか勃起しない。」
「最後まで満足できるセックスができない。」
「勃起しても十分に硬くならない。」
「勃起しにくく勃起が維持できない。」
などなど、男性の機能は働かないため満足な性行為が出来ない状態。
正常な状態であれば、性的刺激が脳からの信号により神経を介して陰茎に伝わり、陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)の動脈が大きく広がり血液が流れ陰茎が勃起した状態になります。
これに対しEDである場合は性的刺激は感じているが、陰茎海綿体の動脈が十分に広がらないため勃起に必要な量の血液が流れ込まず満足な勃起が得られない状態にあると言えます。
日本人とED
男性を対象として1998年に行われた調査によると、なんと成人男性の4人に1人が
“勃起が十分でなく、時々性交ができない”中程度のED、もしくは“勃起しないため常に性交ができない”完全EDであると言います。
“たまに性交ができない”という軽程度のEDを含めると驚くべきことに成人男性の53%がなんらかのEDであるそうです。
調査の年が若干古いため、現在ではその数は増加しているものと思われます。
EDは身近にある深刻な病気であると言えます。
EDの主な原因
EDになる原因は主に3つの種類があると考えられています。
①心理的なストレス(心因性勃起不全)
・性行為の経験が浅いことによる緊張
・性行為不安、過去の性行為の失敗の記憶
・子作りのプレッシャー
・仕事関係によるストレス・職場の人間関係のストレス
ストレスによる原因があるものを心因性勃起不全と言います。
人はストレスを過度に感じると脳はそのストレスに押しつぶされ性的な刺激を感じにくくなります。
そのため、勃起の維持や勃起そのものが難しくなります。
また、心因性には心の深層心理に深く根ざしたものもあり自分では自覚できないものもあります。
・幼少期の性的なトラウマ
・抑圧された怒り
・コンプレックス
・パートナーに対する愛憎
などなど、その他にもいろいろあると思われますが、これらの場合が原因である場合は専門のセラピーやカウンセリングを受ける必要があります。
②血管や神経に原因がある場合(器質性勃起不全)
心因性は心の問題でしたが器質性勃起不全は身体そのものに原因がある場合の事を言います。
加齢や糖尿病、高血圧などで血管の老化が進み陰茎海綿体に十分な血液を送られなくなり勃起機能が低下するものを言います。
40代以降の中高年に多く見られるのが器質性勃起不全であると言います。
加齢と器質性勃起不全との関係性は高く、男性ホルモンの元となるテストステロンの分泌量は30歳ごろから減少し、このテストステロンの分泌量が減少すると性欲は衰え、精巣の委縮や男根の筋力低下がおこります。
また、テストステロンは飲酒や喫煙、ストレスによっても減少するので、日ごろの生活習慣に気を付ける必要があります。
③薬が原因となる場合(薬剤性勃起不全)
日頃飲んでいる薬が原因となるものを言います。
・抗うつ薬
・睡眠薬
・精神安定剤
これらの薬は脳の神経を鎮める働きがあります。
勃起は脳の神経が性的に興奮して起こるわけですが、神経系に作用する薬はこの性的な刺激も鎮めてしまうため、勃起を阻害します。
神経系以外では、降圧剤や循環器系の薬剤を使用していた場合血流を抑えるため勃起を阻害します。
40代のEDは心臓発作の前兆?
アメリカのメイヨクリニックの研究チームの研究によると、40代のEDの男性は、10年以内に心臓発作などの心臓病をおこすリスクが「50倍以上」と劇的に増加するとの発表を行っています。
(ちなみに、50代60代ではEDが単独で心臓病の預言者となることはなかったそうです。)
陰茎の小さな血管は心臓へ血液を供給する大きな動脈よりも、リスク要因の影響を受けやすいため「EDが心臓病の前兆である可能性がある」と研究者は説明しています。
この研究結果が事実であれば、40代のEDは命の危険もはらんでいるという事になります。
EDにならないための対策
適度な運動
運動不足は血流の流れを悪化させます。
身体全体に血液が流れない状態だと陰茎の血流にも当然影響を及ぼします。
血行の促進のため以下の有酸素運動が効果的です。
・ジョギング
・ランニング
・ヒンズースクワット
禁煙
タバコに含まれる有害物質によって血管細胞が傷つけられます。
そのため、動脈硬化を促進させ、なおかつ陰茎周辺の血流を阻害しEDにつながります。
お酒の量を控えめにする
適度な飲酒はアルコールが精神の緊張やストレスを緩和させるためEDの改善には効果的だと言われています。
ですが、過度の飲酒は脳の神経細胞に影響を与えるため勃起機能に影響を及ぼします。
食生活の改善
動脈硬化を引き起こしやすい、高カロリー、高脂質、高塩分のものは控えましょう。
また、精液を形成する亜鉛やビタミンB群は積極的に取り入れましょう。
・高カロリーなメタボ食は控える
・高タンパク、低脂質の食事を意識する
・生野菜で酵素を補給する
・生殖器の機能に重要な役割をはたす亜鉛を摂取する
まとめ
・EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字を取った略語で、「Erectile」は「勃起性の」、「Dysfunction」は「機能障害」の意味。
・EDである場合は性的刺激は感じているが、陰茎海綿体の動脈が十分に広がらないため勃起に必要な量の血液が流れ込まず満足な勃起が得られない状態のこと。
・日本人成人男子の約53%が、なんらかのEDである。
・EDの種類には心因性勃起不全、器質性勃起不全、薬剤性勃起不全の3つがある。
・40代のEDは心臓発作の危険性がある。
・EDを改善、予防するためには適度な運動、生活習慣の改善、禁煙を心がけ、過度の飲酒は控える。
最後まで読んで頂きありがとうございました。