とっさの下痢ほど厄介なものはありません。
あの苦しみと言ったら・・・・場所を間違えて暴発させようものなら、人生まで狂わせかねま
せん。
そんな、とっさの下痢の対処法。
まずは、下痢になる原因について
画像引用:https://mamanoko.jp/articles/19024
●下痢になる原因
①食品によるもの
ノンシュガーの食品などに砂糖の代わりに使われている甘未剤の作用で、腸内に水がたまり下痢を引き起こすことがあります。
また、「乳糖不耐性」といって乳糖が小腸で消化されず、そのまま大腸に入り、腸内細菌によって分解発酵され、そこで、発生した炭酸ガスや脂肪酸が腸を刺激して、ぜん動運動が活発化し、腸内にあるものが下痢となって流れ出します。
この「乳糖不耐性」という乳製品アレルギーは日本人の約4割の人が該当するそうです。
さらに、辛い食べ物やコーヒー、冷たい物などを飲み食いした場合も、消化管への刺激によって下痢が生じることがあります。
②食あたり・食中毒によるもの
生鮮食品などの加熱処理をしていない料理を食べた場合、食品に含まれた病原菌が消化器官で増殖し、腸を刺激することで下痢を引き起こします。
また、悪くなっていたものを食べることでも起こりますし、食べ合わせなどでも起こる場合があります。
③消化不良
「食べすぎ」・「飲みすぎ」による消化不良。
「食べすぎ」の場合は消化不良物から発生したガスが腸の粘膜を刺激して、腸が異常収縮して下痢が起こります。
「飲みすぎ」の場合は便の水分が十分に吸収されずに排出されるため下痢となります。
④冷えによるもの
身体が冷えることで急性下痢が起こります。
これは、身体が冷えることによって温かい血液は腸を守るためお腹の周りに集まります、腸は、自分自身を温めようとして運動を活発にして発熱しようとします、そうすると、一気にぜん動運動が激しくなることによって、腸を通る便の水分が吸収されずに排出されるため下痢となります。
⑤ストレスによるもの
腸をコントロールする自律神経が刺激を受けて、腸が異常収縮してしまい腸内の水分調整がうまくいかずに下痢となります。
⑥生理によるもの
生理前は子宮を収縮させるプロスタグランディンの分泌により腸が異常収縮し腹痛を伴う下痢が起こりやすくなります。
●下痢の対処法
画像引用:https://sk-imedia.com/ichokazegeri-5996.html
①落ち着くこと
まずは、ひと呼吸して落ち着いてみましょう。
②反時計回りにお腹をさする
便をバックさせるイメージで反時計回りにお腹をさすってみましょう。
原因でもありましたが、腸の冷えが原因だった場合、さすってお腹を温めることは有効かと思われます。
ただし、気を付けてほしいのは、時計回りでは危険だということ・・・・下痢を加速する恐れがあります。
③お腹に手を当てて、深呼吸
お腹に手を当てることで、お腹の血行を良くして、深呼吸することでゆっくりと酸素を取り込み痛みを紛らわしましょう。
④薬を飲む
「飲みすぎ」によって、腸内の水分調整がうまくいかずに下痢となった場合にはすごく有効です。
また、薬を飲むことによって精神的にも落ち着けるはずです。
⑤ツボを押す
「合谷(ゴウコク)」
腹痛、腸痛、下痢、便秘、二日酔いによる気分の悪さなど、幅広い症状に効くツボ。月経痛などの女性の生理に関する症状にも効果的。
「お腹が弱いな」と感じている人は、常日頃から押す癖をつけましょう。
常に刺激を与えることで下痢を起こしにくくする作用があります。
画像引用:http://xn--tfr385f.com/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9…
引用:https://youtu.be/Iaxg_k9H_4w
●ウイルスや細菌が原因だった場合
下痢が、ウイルスや細菌が原因だった場合は、薬などで下痢を止めずに早めに「出し切り」ましょう。
無理に薬で止めてしまうと、ウイルスや細菌が全身に広がって、症状が重くなる可能性があります。
この場合、「悪いものを出す」という体の防衛本能に従いましょう。
画像引用:http://www.skincare-univ.com/article/009199/
●まとめ
腸はとてもデリケート、少しの冷えやストレスを感じてしまうと、敏感に反応してしまうようです。
下痢をしないためには、「冷やさないこと」が一番重要なようですね。
また、日ごろから、ツボなどを刺激して、腸を元気にすることも大切なようです。
腸内環境が悪い状態だと思わぬ病気につながってしまいます、皆さんも気を付けましょうね。
画像引用:https://wanchan.jp/osusume/detail/4698