空気が乾燥する季節。
どうしても気になるのがお肌の乾燥。
女性ばかりではなく、男性の方もきになっている人は多いはず。
乾燥肌は「シミ」や「しわ」の原因となり見た目を老けさせます。
男の身体も乾燥からケアしたい!
メンズスキンケア 男性の身体の乾燥肌対策とは?
目次
乾燥肌とは?
「乾燥肌」とはそもそもどのような状態の肌のことをいうのでしょう?
人の肌にはセラミドや遊離脂肪酸などの保湿成分が存在します。
これらの保湿成分は肌のうるおいを保持したり、外の刺激から肌を守ってくれていたりしています。
乾燥肌とは、この保湿成分が正常に機能しなくなり肌の水分量が低下し、肌がカサカサになったり、白い粉をふいたりしている状態の事を言います。
一般的に肌の表皮の角質の水分量が30%以下になった状態を「乾燥肌」と言うそうです。
この状態のまま放置しておくと、肌荒れや肌の炎症など悪化していきます。
冬場に多い乾燥肌
この乾燥肌は冬場に多くなります。
なぜ?冬場になると肌が乾燥するのでしょう?
①大気の湿度の低下
以下に季節による大気の湿度を示します。
春(3~5月) 65.4%
夏(6~8月) 78.6%
秋(9~11月) 70.3%
冬(12~2月) 58.7%
一番多い夏場と一番少ない冬場とでは20%も湿度が違いますね。
さらに、冬場は寒いので、室内に暖房を使用しますが、この暖房によってさらに空気は乾燥し大気中の湿度を減少させます。
②血行の悪化
冬場は寒く、それ故体内の血流が夏場に比べ悪くなります。
肌の表皮の底には「基底部」と言う、表皮細胞を作る組織がありますが、血行が悪くなると栄養分や酸素がうまく運ばれずに基底部の働きが悪くなります。
③代謝の低下
冬場は寒いので、どうも運動不足に陥りがちです。
運動量が不足することにより基礎代謝も減少します。
代謝が減少すると肌のターンオーバー(お肌の再生)の促進も減少してしまいます。
男性と女性の肌の違い
環境は女性も男性も変わりませんが、そもそものお肌自体が女性と男性とでは大きく違ってきます。
ですので、女性用の乾燥肌対策は必ずしも男性にも有効か?と言えばそうでもないのです。
女性と男性の肌の違いを以下に書きます。
①肌の厚み
女性と比べて男性の皮膚は厚みがあります。
この、皮膚の厚みが薄いほどきめが細かく柔らかくなります。
ですので、男性の肌はキメが荒く硬いと言えます。
このお肌のキメが荒くなると肌がザラザラし毛穴が目立って「老けた印象」を他人に与えてしまします。
②皮脂の分泌量
女性に比べて男性の方が「油っぽい人」がおおいですよね。
それは、男性の方が女性より皮脂の分泌が多いせいです。
「男性の皮脂の分泌量は女性の量の約3倍」と言われています。
この皮脂はお肌の水分の蒸発を抑えてくれますが、過剰に分泌されると不潔な印象を与えたり、吹き出物の原因となります。
③お肌の水分量
女性に比べて男性の肌の水分量はなんと「50%以下」。
女性の肌の半分以下の水分しかありません。
この、水分が不足することで乾燥肌ばかりではなく、「シワ」や「たるみ」の原因となります。
さらに、このお肌の水分が不足することで、前項で書いた「皮脂」が水分を蒸発させまいと過剰に分泌されます。
つまり、お顔のテカリを取るために洗顔をすると、皮脂が除去され、さらに乾燥は進み、それを抑えようと皮脂が大量に分泌され・・・と悪循環を引き起こします。
男性の乾燥肌を放置すると
男性の肌は女性の肌に比べて「水分量は少なく」、「皮脂の量は多い」という事が解りました。
この男性の乾燥肌を放置しておくとどうなるのでしょうか?
①敏感肌
肌が乾燥すると水分量と皮脂の量のバランスが崩れます。
そのためお肌のバリヤー機能が低下し敏感肌となります。
②にきび
前項でも書きましたが、お肌の水分が減少するとそれを抑えるため皮脂の分泌が増大します。
そのため、皮脂が毛穴などに詰まり炎症を引き起こしにきびの原因となります。
③しわ
お肌が乾燥するとハリや潤いが減少します。
そのため、乾燥を放置しておくとそのまま「しわ」となります。
④シミ
乾燥肌となることでお肌のバリヤー機能が低下します。
このバリヤー機能が低下することで紫外線のダメージを受けやすくなり、そのダメージの蓄積は数年後「シミ」となって現れます。
⑤くすみ
水分が減少すると肌につやがなくなってきます。
つやのない肌は細胞がはがれやすく肌に凹凸を作りやすくなります。
この凹凸がお肌に明暗をつけ、見ている人間に肌がくすんでいるような印象を与えます。
つまり、不健康や暗い印象を相手に与えてしまいます。
⑥かゆみ
水分が不足することでお肌のバリヤー機能が低下します。
そのため少しの刺激でも過剰に反応してしまい、服などの繊維の刺激でかゆみを感じてしまいます。
⑦ひびわれ
お肌が乾燥することによって皮膚が硬くなります。
皮膚が硬くなるとひび割れを起こしやすくなります。
男性の乾燥肌対策
①洗顔の見直しとスキンケア
皮脂を取ろうと洗顔ばかりしていると、かえって乾燥肌を招いてしまいます。
また、朝晩、洗顔料を使っての洗顔は皮脂を取り過ぎてしまうため、朝はぬるま湯のみで洗顔し夜は洗顔料を使って洗顔するようにしましょう。
また、洗顔後はタオルで優しく水分をふき取り、化粧水や乳液などでしっかり保湿するようにしてください。
②保湿ケア
セラミドやヒアルロン酸やコラーゲンは保湿効果が高い成分です。
それらが配合された化粧水や乳液を使ってお肌にたっぷりの水分を与えましょう。
クワトロボタニコ (QUATTRO BOTANICO) 【 男性 スキンケア エイジングケア 保湿 】 ボタニカル 化粧水 & クリーム セット ( メンズ コスメ ) 男性用 化粧品
【 男 の しみ くすみ 完全対策 】《 薬用 》 フィス 美白 メンズ 洗顔 「 30代~50代の 男性 専用 洗顔フォーム 」「 保湿 ヒアルロン酸 配合 洗顔料 」(男性用 スキンケア 化粧品 )95g
トータルスキンケア保湿ジェル 100g【HOLOBELL(ホロベル)】男性用 オールインワン 化粧品 化粧水(メンズ スキンケア)フェイスケア ジェル
③シェービングの見直し
男性は身だしなみとして髭を剃ります。
肌の表面にはバリヤー機能や保湿機能を持った角質層があります。
髭を剃る際に、この角質層まで削ってしまうことで乾燥肌を促進させてしまいます。
ですので、キレが悪くなったカミソリなどで無理やり髭を剃るのは絶対にやめましょう。
また、髭剃りのさいは、髭をまずぬるま湯などで柔らかくし、その後カミソリやシェーバーの抵抗を軽減するためシェービング剤を使用し優しく剃るようにしましょう。
余談ですが、カミソリより電気シェーバーの方がお肌に与えるダメージは少ないそうです。
⑤ビタミンを取る
乾燥肌に効果的な栄養素はビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどです。
これらのビタミンを食事やサプリなどで効果的に摂るようにしましょう。
⑥水分補給
冬場は夏場に比べて、補給する水分の量が減少します。
そのため、1日に1.5~2.0ℓの水分を補給するように心がけましょう。
まとめ
・一般的に肌の表皮の角質の水分量が30%以下になった状態を「乾燥肌」と言う。
・一番多い夏場と一番少ない冬場とでは20%も湿度が違う。
・血行が悪くなると栄養分や酸素がうまく運ばれずに基底部の働きが悪くなる。
・代謝が減少すると肌のターンオーバー(お肌の再生)の促進も減少する。
・お肌自体が女性と男性とでは大きく違ってきます
・女性に比べて男性の肌の水分量は「50%以下」。
・男性の皮脂の分泌量は女性の量の約3倍。
・乾燥肌を放置しておくと「しわ」、「シミ」の原因となる。
・乾燥肌を防ぐため、「洗顔の見直し」、「保湿ケア」、「シェービングの見直し」、「ビタミン類の摂取」、「水分の補給」が大事。
最後までお読みいただきありがとうございました。